マーケティング

マーケターの考え方で不器用の活かし方を考える。

「マーケターのように生きろ。」この言葉に衝撃を受けた。

マーケターのように生きろ。

この言葉と本屋で出会った時、ものすごく引っかかったのを覚えています。 場所は中野駅にあるブックファースト。

ふらふらとビジネス書籍コーナーを歩いていたときに見つけました。 それは自分自身に言われているかのような印象を強く受けました。

一回手に取って買わない判断をしたのですが、レジに並ぶ前に再度目に入った瞬間気づいたら購入していました。

マーケターとは、自分にしか埋められない「世界の欠けたピース」を見つけていくこと。

当時、自分の仕事での貢献とは何か?をずっと考えていたので、この定義がぴたっときたのも影響しているのでしょう。 自分の生き方を考える上で参考になりそうだなと思い、読みました。

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マーケティングとは「相手を理解し、その期待に応える」こと。

マーケティングとは「相手を理解し、その期待に応える」こと。
人の心を知るための方法論を掘り下げ、実践の知識として体系化したものである。

この定義を学び、自分はマーケティングを誤解していたんだなと気づきました。

マーケティングとは価値をつくって、伝えて、届けて、交換する。 そのような企業活動におけるプロセスというような浅い捉え方をしていたのですが、もっともっとワクワクするような行為、仕事なのだと知りました。

相手のために。 期待に応えて喜ばせること。

相手を考え、いかに多くのGiveが出来るのか。 事業をする上でもっとも根幹となる姿勢こそがマーケティング。 この理解は、自分がビジネスに向き合っていきたいという思いをより強くしてくれました。

マーケティングの4つのステップ

マーケティングには4つのステップが存在している。

1.市場を定義する(顧客を理解する)
2.価値を定義する
3.価値を創り出す
4.価値を伝える

市場を定義するとは、貢献できる部分で多くの人に貢献できる切り口を探すこと。 求めているが満たされていない場所。

求める声を見つけ出し、顧客を理解しようとする行為。 それが市場を定義することの入り口となります。

その市場を見つけたら、森岡毅さんのように語るならば「本能にぶっささる部分」を探します。 それが、価値を定義することです。

ここがマーケティングの心臓部分。 ここを失敗すると、その先で価値を創り出したり伝えるということが意味をなさなくなってしまう。

徹底的に需要に向き合うこと。 求められる価値、本能にささること。それは何かを問い詰めること。

それを「相手の中から見いだすこと」が価値の定義で重要。 自分自身からではなく、価値を伝える相手から。

まさに、「相手を理解し、その期待に応える」ことです。

ここが見えてきたら、次は価値を創り出し伝える所へ。 「相手の役に立つ」ために、かたちにすること。

検討するテーブルを用意すること。 相手が選択し、価値を感じてもらえる場所・空間を提案すること。 そして、価値を感じてもらう事。

これこそ、マーケターの役割。 私はマーケティングという学問の見方が大きく変わるきっかけとなりました。

マーケティングの考えを自分に当てはめるとしたら

個人のインフルエンサーマーケティングなどの発信が目立つ中で、自分自身にマーケティングの考えを取り込むことは一般化してきました。

けれど、本質的にマーケティングの考え方をしっかり取り入れて地盤を固められている人はどれくらいいるでしょうか。

誤解した浅いマーケティングの表面的な部分から生み出された価値は、自己・エゴを起点としているがゆえに誰にも響きません。 そんなものは誰にも求められていないから。それはそもそもマーケティングですらない。

自分という存在を知らしめたい、というものではなく、 自分という存在で喜んでもらえる・価値を提供できる所にハマるようにすること。

そのために、市場を定義し、価値を定義し、価値を創り出す。

相手の役に立つため、 相手の課題を解決するため。

そこからマーケティング的に考えた自分の活かし方は、きっと自分らしく今までよりも自然体で、楽に価値提供を通じて貢献し、幸福な生き方になるはずです。

不器用で自分は何も出来ない。 そういう切り口の考えは、マーケティングに根ざしていない。

自分をどういう場所で、活かしていくか。 そのためにどういう力を磨き伝えていくのか。

そんな考えをマーケティングを学ぶことで考えられるようになったら、より楽しい人生になっていきます。 不器用さも強みとなって、良い関係が作り出せます。

「誰かの役に立てる自分だけの領域」は必ずある。 相手からスタートし、常に相手似寄り添い、相手の役に立つことをゴールとしていくこと。

そんな面白い生き方に向かう上で参考になれば嬉しいです。

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