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メンタルの力を鍛えることが幸せに生きる道に繋がる
自分らしく強みを活かして生きる人たちは、「メンタルの力」をもった人々ということができます。
メンタルの力とは、
・自分の価値観に従って行動できる力
・現実的、合理的に考えられる能力
です。
そのメンタルの力をつけていく上で重要なのが、悪い習慣に重点し変えていくことです。 すべきことではなく、すべきでないことに重点してみることです。 なぜなら、一番悪い習慣が価値観を決めてしまっているからです。
このシリーズでは、「メンタルが強い人がやめた13の習慣」を参考に持てる力をフルに発揮し、自分らしく生きる道を模索していきます。
自分を哀れまない
まず大事なことは「自分を哀れまない」ことです。 哀れみは、向き合いたくない状況から逃げたい時に生み出される感情です。
自分を哀れんでいれば、本当に怖れている事と向き合わずにすむし、自分の行動に責任を負わなくて良くなります。
その一方でネガティブな感情が膨らみ、ポジティブで向き合うべき感情を逃し手しまうことに繋がります。 それは、人生の良い面を見落とすということです。
自己肯定感や自信を持ちにくい人は、自分を哀れむことに逃げてしまいます。 それではメンタルの力がある豊かな生き方はできません。
では、どう乗り越えていくのか?
1つめは「向き合いたくない状況がでた時に別視点から考える」ことです。
- この状況を別視点でみるとどうか?
- 大切な人が同じ問題を抱えていたとしたらどうアドバイスする?
- 克服できる根拠はあるか?(なければ人を頼る)
見方を変えることで立ち向かう入り口を見つけることができます。 特に3つめのように、自分で切り開くだけでなく時として人の力を借りることがとても重要です。
2つめは、「感謝日記」を日々書いていく事です。
向き合いたくない状況を違う目線から捉え、向き合っていくエネルギーを創り出してくれるのが「感謝」です。
目の前の事に感謝することで、前向きに捉え進むことが出来るようになります。 毎日感謝することは、物事の見方を多面的にみるということ。
逃げたくなる時も新しい捉え方ができるようになります。 それがメンタルの力に繋がっていくのです。
自分の力を手放さない
次に大事なのが「自分の力を手放さない」ことです。
いやなのに「ノー」と言わずにやり過ごすことは有りませんか?
その行為は、自分の価値を決める力を他人に委ね、自分の力を手放すことに繋がります。
自信がない人は、他人の評価で自分の価値を決め、自尊心を丸ごと左右されてしまいます。
自分らしく生きている人たちは、自分を正しく理解し、周りからの反発を怖れずに「私は価値がある」と強く主張できます。
それがメンタルの力がある状態です。
では、自分の力を手放してしまっている人はどうすべきなのか?
対応策は、
・「自分が誰に時間とエネルギーを注いでいるのか」を知る
・「時間とエネルギーを他人に与えるのをやめる」と強く決意する
の2つです。
「自分が誰に時間とエネルギーを注いでいるのか」で重要なのは、自分が使ってしまっている「被害者ワード」に気づくことと他者からの批判に自覚的になることです。
被害者ワードとは、
・上司が私を怒らせる
・私がいまいちだから、仕事で成果出なかった
・上司のせいで、うまくいかない
・早く成果をださなくてはならない
といったものです。
自分を哀れむことと同じく、反応的に自分が他人に時間とエネルギーを使っている状態といえます。
自分の被害者ワードから、自分が誰に時間とエネルギーを使っているのかを自覚すること。 それがとても重要です。
もう一方で重要なのが、他者からの批判の受け止め方です。
他者からの批判をまっすぐに全て受け止めてしまうのは、自分の批評・判断を放棄している状態です。 批判を参考にする前に、見極めることが重要です。
・これが真実という根拠は?
・なぜ私に言ってくるのか?
・自分は行動を改めたいか?
誰かが言ったとしても必ずしも真実ではありません。
受け止める姿勢は大切にしつつも、事実を元に考え一人の意見に自分を決めさせない姿勢が重要です。
自覚の次に重要なのが、「時間とエネルギーを他人に与えるのをやめる」と強く決意することです。
私たちは勝手に「しなくちゃいけない」を創り出しています。 「しなくちゃいけないから」ではなく「したいから」あなたが変化を選んでいるはずです。
しなくちゃいけないことはほとんどありません。 他に選択肢はないと勝手に思い込んでいるだけなのです。
私たちは、「何をし、何を考え、何を感じるのか、すべて自分で選べる」のです。 望み通りの人生を生み出す力があります。 早期づけるだけでまず晴れやかになれませんか?
自覚と決意。 まずはそこから初めて、メンタルの力を持った自分らしい生き方を創り出せます。
現状維持を変える
今回最後に紹介するのは、自覚・決意を形にするために現状維持を変える方法論です。
いくら自覚・決意をしても、変化しないなら人生をよくすることはできません。 新しいことに挑戦しないと、問題は解決されないのです。
多くの事を一気に変える必要はありません。 いつもの習慣を別の習慣に置き換える感覚で進めていくことが重要です。
とはいえ、実際に変わることは難しいです。 日々は変化しても、人の変化はもっとゆっくり進行します。
大事なのは変化の段階を理解することと、実際に変化させるための計画をつくることです。
変化には5段階あります。
1.前熟考期
変化の必要性に気づいていない段階。
2.熟考期
変化を起こすメリットとデメリットを検討する段階。
3.準備期
変化を起こす準備をしている段階。具体策を盛り込んだ計画を立て、どのように行動を改めるのかを明らかにする。
4.行動期
具体的な行動変化を起こす段階。ジムに行ったり、午後のクッキーを人参に変えたり。
5.維持期
見落とされがちだが、重要な段階。
上記の5つです。 後述する検討・計画というプロセスで向き合っていかないと、変化をする上で重要な行動似つなげることができません。
それゆえ、自覚的ではないと変化することができないのです。 変化できなかったとするならば、まずは5段階を元にして進んでいくのだという意識を持ちましょう。
最後に、熟考期で行う「メリット/デメリットのリストップ」と準備期で行う「変化を起こすための計画」について紹介します。
まず、変化をする上でメリット/デメリットのリストップを行います。 この目的は、自分がなぜ変わりたいのか?という理由を考え、決断の裏付けを行うことです。
やり方としては、現状に留まるメリットとデメリットを書き出します。
リストをよく検討し、何度も読んで、変化と現状維持の結果を、それぞれ思い浮かべます。
大切なのは、なぜ変わりたいのかという理由をよく考えることです。
感情面・合理的な思考の2つの軸からそれぞれ自分としての決断をつくっていきます。
それを元にして「変化を起こすための計画」を作成していきます。
やり方は、
1.30日間の目標を設定する。
1ヶ月でどう変化したいのか、現実的な望みを抱く。
2.1日単位の行動変化を明らかにする。
1日単位でできることを少なくともひとつ、設定する。
3.障害物を予測する。
これから出てくる課題にどう対処するのかを計画しておく。
4.説明責任をはたす。
毎日の進捗を書とめ、自分自身への説明責任を果たすこと。
5.進捗を観察する。
進み具合をどのように記録するか決める。(日記)
この計画の立て方については、自分自身今変化するための行動のために実践中ですので、別の記事でまた紹介していきます。
ある変化が、人生を丸ごと変えるほどの変容をもたらすことがあります。
人生のある分野を変えようとーたとえば、借金を完結することなどにー熱心に取り組むと、いつもの間にか体重も減り、結婚生活も改善していた、ということが多いです。
計画を立てることは面倒であっても、将来的なメリットはとてつもなく大きくなるはずです。 それを私も実践しながら、紹介できればと考えています。