目次
VUCAの時代では価値ある能力に気づく力が大切
価値ある能力ではなく、「価値ある能力に、気がつく力」
今回の話は、自分の活かし方・ビジネスにおいて重要なもの。 「マーケット感覚」について紹介します。
これは、ちきりんさんという方の書籍で取り上げられた概念です。 「売れるものに気がつく能力」「価値を認識する能力」を指します。
ニーズが多様化し、VUCAの時代といわれるように不安定な世の中。 その中で指針を持って生きていく上で重要な軸はマーケティングだと思います。
なぜなら、ニーズに合わせて価値提供をする方法論だからです。 過去に書いてきた記事で自分の活かし方でマーケティングに触れてきたのはそれが背景にあります。
マーケット感覚は、もっと能力や習慣といったもの。 日々の中で養うことで、マーケティングの効果をより大きくしていけるものです。
・マーケットという考え方で、自分の活かせる場所を見つける力を養う
・価値を考え、自分の活かし方を考える力を養う
・より幸せな自分を創り出していく思考力を養う
この3つに繋がる考えになります。 興味ある方は是非、本も読んでみてください!
マーケット感覚を身につけよう—「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法
Audible版もあります。ぜひ!
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マーケットとマーケット感覚を理解する
マーケット(市場)とは、
・不特定多数の買い手(需要者)と不特定多数の売り手(供給者)が
・お互いのニーズを満たしてくれる相手とマッチングされ、
・価値を交換する場所
と定義できます。
マーケット感覚とは、
→商品やサービスが売買されている現場の、
リアルな現場の、リアルな状況を想像できる能力
→顧客が、市場で価値を取引する場面を、
直感的に思い浮かべられる能力
と言うことができます。
価値を考えるときに商品やサービスを基盤として描く人が多いでしょう。 ですが、それらは価値ではありません。
それらを通じて「誰に何の価値を提供するのか?」が重要です。 サービスは手段であって、価値ではないのです。
ある市場の中で、そこにおかれたものはどんな価値を交換し合うのか。 砂漠の中でのスイカと、都心の中でのスイカの提供している価値は違います。
取引されている価値に気づく力。 それが「マーケット感覚」なのです。
市場で取引される価値、「供給の少ないもので、強く求められるものは何か」を論理的に考える
不器用な人は自分の活かし方を知りません。 知らないからこそ、不器用で空回りになってしまう環境の中で苦しくなってしまうのです。
自分の強みを元にしてどういう価値を取引するのか? その視点で市場の中で魅力的に映る部分(価値を持つ部分)を取引できるようにすることが重要です。
なぜなら、
仕事と労働力のマッチング方式が市場型に移行すればするほど、
市場のニーズを読む力、すなわち、マーケット感覚が重要になるからです。
ひとつの分野にこだわり続けるより、需要が増える分野を見極め、
伸びている分野にすばやく移動することの方が、よほど有用な場合も多いです。
自分が観ている市場をゲームとして捉えてみる。 すると、その中では必ずルールがあります。 変化する中でどういうものが武器になるのか、どういうものがレアなのか。 そこには需要と供給という原理が働くのです。
「供給の少ないもので、強く求められるものは何か」
市場をみて、これを論理的に導き出すこと。 それが不器用な人の自分の活かし方に繋がっていきます。
成功するためには、「市場の選択」が重要
自分の力を最大限伸ばそう!という考えではなく、まず「市場の選択」が重要であるということです。
自分をどこで売るべきか、自分が高く売れる市場はどれなのか。
「一生懸命頑張る!」前に、どの市場で頑張るべきなのかという市場の選択にこそ、マーケット感覚を働かせる必要があります。
不器用な人ほど真面目です。 真面目に自分自身に向き合って一生懸命頑張ります。 でも、そもそもの考え方がから回っていたら上手くいきません。
せっかく人に求められる能力があるのに、活かせない市場に行ってしまったらそれは活かされず、不器用・価値がないとされてしまいます。
不器用なりに幸せに生きる道。 それは自分を正しく活かして価値を生み出していくことです。
現時点で職業名が付いていなくても、「それを価値と感じる人」が現れれば、新しい市場が生まれます。
自分を活かす道。 その道を進んでいくために、まずマーケット感覚を軸に「市場の選択」に向き合ってみてください。
最初の一歩は「自分が何を売っているのか」「何を買っているのか」に意識的になること
マーケット感覚を養うための第一歩は、 「自分が何を売っているのか」「何を買っているのか」に意識的になることです。
選ぶ・購入するという動きには沢山の学びがあります。 自分自身の選定にも価値があるのです。
世の中で最も多いのは「普通の人」であり、一番大きな市場は「普通の人をターゲットにした市場」です。
だから、自分が「普通であること」の価値を、過小評価する必要はまったくありません。
特別な能力やスキルなど(ましてや学歴や資格など)全く関係ありません。
何か市場で求められている価値の素がないかと探し、それに気がつけるかどうかが重要です。
今回の記事で、「マーケット感覚」というものを知る事になったと思います。それをまずは自分の購入経験を通じて、意識的になることから初めて見てください。
この地道な積み重ねが、自分の活かし方に繋がっていきます。
Audible版もあります。ぜひ!