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継続の力は強い。とにかく決めた道を泥臭く歩んでみると見える景色がある
継続の力は偉大。この言葉は耳にたこができるくらいに様々な場面で言われることです。
学生時代の勉強や部活動。社会人においても、石の上にも3年のような言葉で継続の大切さを多くの人から指摘を受けるシーンが多いはずです。
それだけ継続が重要であると言われている中で、あなたはこの意味をどれだけ深く理解出来ていますか? 「継続は大切だよねー」程度の理解だとしたらもったいないです。
あなたに伝えたいこと。それはこの「継続は力なり」は本当に凄い力を持っているということです。見えている景色の中で、選んだことを泥臭く歩んでみる。地道な歩みを継続出来た時に得られる成果。それが本当に大きいのだということを伝えたい。
言葉尻だけだと陳腐化してしまっている事の言葉の素晴らしさ、そして大切さをあなたに著者が得た経験を元に伝えます。具体的な事例や気づきに触れることをきっかけとして「継続しよう」と少しでも思うきっかけになれば幸いです。
全く仕事が上手くいかず、劣等生だった自分。諦めずに進んだ結果生産性もマインドもまるで違う姿に。
私は今、新卒で入社した会社で4年目になります。2018年に入社したので今年で丸4年間務めたことになります。
2018年当時の自分が今の自分を見たら、全く働き方も考え方も変わっていて驚いているでしょう。腫れ物がなくなったかのようにコンプレックスやプライドによる縛りもなくなりました。シンプルに、目の前の成果に向き合って生きています。
とはいえ、こうなったのはこの半年くらいで、それまでずっと仕事が上手くいっていませんでした。
私が新卒で務めることになった仕事は、会社のコア技術に関わる品質管理と納品体制安定化に向けた運用保守業務でした。
数字を見て状況を把握し、問題が起きているとしたら原因を探っては課題解決のための策を考える。クオリティ・デリバリー・コストという3要素のバランスをいかに担保しながら、会社成長に合わせて安定的に運用を実現できるかを考え動いていく仕事でした。
これは1年目の自分にとってはとてつもなくチャレンジングで、やりがいがある業務ではありましたが常に壁にぶち当たっていました。上手く人を頼れれば良かったのですが、自分の中のエゴやコンプレックス、仕事が出来ないと思われたくないというプライドが邪魔をして自分で自分の首を絞めて成果が出せない状態が続きました。
様々な機会を与えてもらった中でもがいていきましたが、どうしても本質的な課題がつかめず一度へし折れてしまったことがありました。そこでいったん諦めて辞めることも考えたのですが、仕事量を減らしてもらい、不器用な自分なりに出来ることに集中してもらう体制を作ってもらいました。
とにかくプライドがズタボロでしたが、やれることを積み上げるという行動を続けていったら、気づいたら少しずつ仕事上で成果が出せるようになってきました。
今までだったらマルチタスクになってしまうとあからさまに全ての生産性が落ちてしまったのですが、今では5,6件の重ためのプロジェクトを持ったとしても心を平穏に進められるようになりました。
違いを生んだのは諦めずに、成果を出すために歩み続けたことだけ。
これを創り出してくれたきっかけは、「継続的に努力した」という事実だけです。
別に特別な才能もなかったし、突然出来るようになったわけではありません。
上手くいかなかった期間も含めて、泥臭く継続するということだけこだわって地道に行動していったことで得られた果実だったと考えています。
諦めずに進んだ今の自分は、仕事に対する取り組み方もマインドも全く異なります。
こんなにもシンプルに働けるようになるんだと、自分自身驚いています。
人に頼るべき所は頼り、分からない事は分からないという。そして自分が勝ち貢献出来るところを見いだして、やれることをやる。その積み重ねがさらなる良い行動のスパイラルを生んで、どんどん大きく成長を遂げられるようになりました。
改めて言いますが、違いを生んだのは諦めずに成果を出すために歩み続けただけです。
領域は変われど、歩み続けることで同じように大きなブレイクスルーを実感する機会がきっとあるはずです。それだけ継続は大きな力を持っています。
数年かかるものと思って日々進んで振り返ったら、実現したいことを意外と実現できていたりする。
あなたは、今どういう事に取り組んでいるでしょうか?
コロナという天災は、働き方や生き方を大きく変化させました。全くルールが変わり、行動様式すらも人によっては180度変わり果てたことでしょう。
きっと将来に対する不安や、このままでいいのだろうか? 短期的に変わらなければ鳴らないのではないか?などと考えてしまう時もあるはずです。
残念なことに、人間はすぐには変われません。
簡単に変化出来ることは、あんまり価値のないことばかりで基本的に悪癖を身につけることなどが大半でしょう。
良い成長は、数ヶ月といった期間でもなく数年かかるものと考えるくらいがちょうど良いです。
私は仕事の経験だけでなく、趣味の楽器演奏においても数年スパンで継続することの重要性を実感しています。
高校の時から始めた楽器は今では10年以上たちました。本当に長く続けていくと、波のように成長の時と泥臭く我慢の時期というサイクルを繰り返し経験してきました。
ずっと苦しいな、だけど続けていこうという期間を経た後に、突然大きく成長することがあります。そしてその成長が当たり前になると、さらなる我慢の時が来て、また大きく成長する。そんなサイクルを過ごしてきました。
全ての物事は長く捉えていくことで継続が意味を持って行くのでしょう。
私が今年本腰を入れ直すと決めたアフィリエイト事業も、継続することで成果を出したいモノの一つですが、これは2,3年後に成果を出して自分らしく生きる道をつくるための投資として挑戦しています。
今に向き合っていた時は全く上手く続かなかったですが、今回の挑戦は続けられているのできっと振り返った時に気づいたら実現していたという道までいけると信じています。
毎日でなくても「辞めない」こと。時間が空いても継続の道は作り出せる。
継続は完璧主義的に守る必要性はありません。
10年続けている楽器も、時々吹かない事はあるし毎日吹いてはいませんが、無理ない範囲でやっていく中で実はさらなる成長を実感できています。
毎日出なくても「辞めない」ということが、数年先の自分の大きな成果を創り出してくれます。
時間が空いたとしても継続の道は作り出せるのです。
完璧に守り続けることが正しいとは限りません。ここを歩んでいこう、という自分が決めた道を自分のペースで歩み続けていけば良いのです。他人に発破をかけられて走り続けることで成果が出ることもありますが、自分や他人どちらをモチベーションの種として使うにしても重要なのは「継続」です。
続けられているか?辞めていないか?という要素が人生を創り、成果に繋がります。
継続が人の生き様になり、自信となって自分らしさを創り出します。
是非、継続に取り組んでみてください。何でも良いです。散歩でもいいでしょう。
自分らしく行動を積み重ねる。そこに大きな価値があります。是非取り組んでみてください。