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不確実性の高い世界の中でも、自分らしく生きる道
VUCAの時代と言われて久しくなりました。
VUCAとは、
・Volatility (変動が大きく)
・Uncerntainty (不確実で)
・Complexity (複雑に絡み合い)
・Ambiguity (曖昧)
の頭文字をとった言葉です。
よく言われる正解がない、不確かな世の中で生きていくために必要なこと。 それは自分を知り受け入れ、自分なりに最大限活かしていく道を模索することだと思います。このブログのスタンスはそこにあります。
正解なんかないなら、正解をつくってやろう。 そういうスタンスです。
今回は「モチベーション革命」という本から「幸せ」「生きがい」「偏愛」というキーワードで自分の活かし方を考える内容をまとめてみました。
人の幸せは5種類に分けられる
「ポジティブ心理学」の第一人者である心理学者マーティン・セリグマンは幸せを5種類にわけています。
それが、
1.達成
2.快楽
3.没頭
4.良好な人間関係
5.意味合い
の5つです。
達成、快楽、良好な人間関係は想像しやすいので、「意味合い」「没頭」に焦点を当ててみます。
意味合いであれば、
・自分のやっている仕事が、大きな文脈の中で誰かに貢献できている
・自分の大切な人のためになっていることを実感できる
といった幸せです。
没頭であれば
・自分が行うすべての作業に基準を設けて、その中で成長し続けること
・成長し続け、「戦う相手は自分である」という心持ちで目の前の事に向き合い続ける
といった幸せです。
幸せの形はもっといろんな切り口はあれど、この5つは考えやすい者だと思います。
自分が何を幸せと感じるか、分析してみると、自分自身のモチベーションを引き出す上で有効になります。
自分にとって何が強く感じる幸せになりうるか、分析してみてください。
今の世代を「モチベーション革命」では「乾けない世代」と表現します。
豊かさゆえに「何が楽しいの?」「何をやりたいの?」ということを常に問われ、すべて自分で決めていく必要がある世代。
わかりやすい目的や貢献先がない分、私たちは自分たちで「幸せ」、そして「生きがい」を見いだしていく必要があります。
コツコツやることの中に、自分だけの生きがいが生まれる
今の時代はコツコツやることが価値になります。 自分がコツコツやっていることが可視化されやすくなったことで、そういう人が応援される社会になってきています。
好きな事に打ち込む熱量は、人を元気にします。 コツコツやることの先に、自分を活かした社会貢献があるのです。
それは言い換えれば、自分だけにしかみえない「WHY」が時代をつくるということです。 コツコツ熱量を持って積み上げる先に、積み上げている人にとっての目的・情熱があります。
自分にとっての意味合いや自分にしか見えない色や風景について表現すること。 映画の解釈や見方においても、既存のものに新しい意味を提供することで全く違う魅力を生み出すこともできます。
それを「モチベーション革命」では「意味のイノベーション」と表現しています。
自分の主張、物の見方を自信をもって発信し続けたら「そう見える」と共感してくれる人が出てくる。 誰かが共感し気に入ってくれれば、それが価値となり、ビジネスにもなるのが現代です。
コツコツできる好きを生きがいに変えていくこと。 それが不確実性の高い世界に生きる私たちが切り開く価値のある生き方だと考えています。
生きがいとは、
・あなたが大好きなこと
・世界が必要としていること
・あなたが稼げること
・あなたが得意なこと
この4つの点が交わるところに生み出されるものです。
自分にはできないこと、「有ることが難しいこと」にありがたみを感じられるのです。ここに向き合うことが周りにありがたがられる道であり、最大限の自分の活かし方に繋がるはずです。
偏愛が人間の価値になる
「モチベーション革命」では、ビジネスはプロデュースの時代になったといいます。
世の中にはすでに必要最低限のものはあふれています。「どう遊ぶか」までを、提案する必要があります。
相手の潜在的な欲求を見つけ出し、体験をプロデュースしていくことが仕事になります。
潜在的な欲求を探し当て、体験をプロデュースできるか?
課題自体を発見したり、新しく課題を設定したりするユーザー目線が重要です。
では、そういう世界の中でどういう風に自分の活かし方を見いだし仕事・価値に変えていくのか?
それを考える上での問いは「好きで楽に出来ることは何か?」です。
自分に楽にできてしまうことは、本人にとって当たり前過ぎて価値を感じないために、なかなか気づきません。自分にとって意外なところに「長所」の芽が隠されています。
自分にとって得意で、いかに相手にとって「有ることが難しいこと」を探し当て続けるか?
この探求は日々向き合う価値があるものです。
そこでキーとなる言葉が「偏愛」です。
非効率な「好き」のことで、どうしても好きで行ってしまうことを見つけること。
そこにヒントが見つかるのです。
自分は何を好むのか? そして楽に出来ることは何か? それは社会にとって有ることが難しいことで価値になるのか?
そういう探求の積み重ねで、生きがいをもった最大限自分を活かした道を作り出せるはずです。
偏愛マップというものを書いてみても良いと思います。
以下の記事がよくまとめられているので参考にしてみてください。