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嘘は夢を実現する最高のツール
嘘の扱い方を考えたことはありますか?
嘘というと、だますためのもの、というネガティブな印象を持つのではないでしょうか? 私もそうでした。 ですが、実は嘘というのはもっと多くの可能性をもったツールだったのです。
自分をだますという意味では、目標も嘘です。 予言、将来像、ビジョン、ミッション。 前向きに言われるこれらの言葉も嘘の一種です。
成功する人は、嘘を上手く使って自分自身の脳をだますことで結果を出しています。脳を嘘をつかって上手く操ったから成功したのです。
「成功したけりゃ、脳に「一流のウソ」を語れ」という書籍から、嘘の扱い方について参考になる知識を紹介します。 自分の活かし方を考える上で参考にしてみてください!
自分自身に「言葉で嘘をつく」ことで、マイナスな状況をプラスに変えていく
人間は、たとえ100回マイナスな感情になっても101回目にプラス思考になればマイナスを帳消しにできます。
この性質を「クリアリング」と呼びます。 たとえいやなことがあっても、プラス思考に切り替えられる力があればプラスに出来るということです。
終わりよければ全てよし、ってことですね。
そのやり方として効果的なのが、自分自身に「言葉で嘘をつく」ことです。
脳がマイナス思考になると、知らず知らずのうちに「マイナスの言葉」が口から出てきます。
そういった否定的な言葉を口にすると、マイナスな感情とイメージが脳にさらに上書きされ、それが当たり前になってしまいます。
この反応が潜在意識に影響を与え、自分をマイナスにします。
その対応策として、マイナス言葉は脳内からすべてシャットアウトして「プラス言葉」に置き換えるに取り組むのです。
練習→スキルアップ
ピンチ→チャンス
別れ→新しい出会い
限界→スタートライン
我慢→自己管理
勉強→向上
病気→ちょっと一休み
仕事→お楽しみ
人を動かすのは、その事柄を含めずに心に揺さぶりをかける「間接暗示」が効果的です。
直接暗示から、間接暗示に言葉から切り替えてみる。
その行動の積み重ねで、意識にも良い影響・変化をもたらすことができます。
効果的なのは、イエスバット法を応用して必ず終わりに肯定的な言葉を付け足すことです。
・散々な成果になった。けれど、これを乗り越えたら実力がつく ・苦しいプロジェクトに向き合うことになった。けど、結果を出せば次の新しい仕事を任せてもらえる
といったように、明るい未来を言葉にすることです。
「なし!」
「次!」
「リセット!」
みたいな、バットの後に必ずクリアリング出来る言葉をつける習慣を身につけるだけでも考え方が変わってきます。
「かもの法則」を活用する
この世には、客観的に見れば大変な災厄を抱えながらも驚くほど前向きに生きている人がいます。
違いは言葉遣い、特に「かも」の使い方にあります。 「かも」は、心のあり方を表した言葉で、人生の見方に大きく影響を与えるものです。
失敗は色々な定義があります。 ですが、ほとんどは成功するまで続けられなかったことである、と簡単に言えるかと思います。
成功した人は、諦めなかった人です。 つまり、成功した人は「諦めるな」と脳に言い続け信じた人たちと言えます。
意志や願望を否定する「かも」という言葉が心に生まれます。
人は「かも」に縛られがちです。 そうなると、次から次へと「かも」が出てきて身動きが取れなくなるなり、しまいには「諦める」のです。
嘘でもでたらめでも、私たちの脳は、その「かも」を追いかけるようにして働きます。
この性質を逆手にとって、
否定の「かも」が発生したら、肯定の「かも」に置き換えればいい」
とするのが「かもの法則」になります。
自分の脳に出てきた「かも」にまず気づくこと。
・明日、仕事上手くいかないかも
・来週までに間に合わないかも
・このままじゃだめかも
といった否定的なかもを、
・明日、仕事上手くいくかも!
・来週までには間に合うかも!
・このままでもなんとかうまくいくかも!
という肯定的な考えに切り替えていくこと。 そうすることで、今の現実を前向きに捉えて前に進めようとできます。(かもの法則は切り出してまた紹介します!)
「3年後の嘘の自分」を徹底的にイメージする
人生の目標どころか自分が5年後にどうなっているかというイメージを描けている人はほとんどいません。
成功する人は必ず長期での自分の姿を徹底的に描いています。
なぜなら、人間の脳は、「具体的にイキイキとした思い」をインプットされた時にだけ、その実現に向かってフルパワーで動き出すメカニズムになっているからです。
ゴールにたどり着くためには、はじめに「何を望んでいるか」を明確にイメージして強く思うことが重要です。
成功者としない人の違いは、「はっきりとしたゴール」を設定し、そこに到達するための手段を具体的にイメージしているか否かです。
イメージする時は、それを達成する「時間」「場所」「その時の感動と喜び」「まわりの人々のリアクション」までを、まるでビデオを再生しているかのように具体的に思い描くことが大切です。
成功のイメージを私たちの脳は「経験」として受け取ります。
リアルに細部まで、そして繰り返し何度も想う。
そのイメージの積み重ねが現実化に導きます。
その方法論として「3-1方式」があります。
- 「3年後の嘘の自分」を徹底的にイメージする
- 1年後を「ベーシックヴィジョン」として設定する
- 「2年後の嘘の目標」を設定する
まず運を呼び込んでつきまくっている自分を思い描き、できるだけリアルな3年後のゴールを設定します。
次にそのゴールを現実かするために、1年間で何を達成する必要があるかを明確にします。 「明るい未来のために今年がある」 「これはゴールにたどり着くために必要不可欠なプロセスなのだ」 この2つが描けるところまでイメージすることが大切です。 それによって、描いた嘘を信じることが出来るようになります。 最後に1年後の基礎的な目標を達成した後、3年後の嘘の自分に近づくためのビジョンを設定します。
心をワクワクさせるイメージをともなった目標は、私たちのスキルをいくらでも引き出せます。
脳が喜んでワクワクしている状態を作る上で、嘘は活用できるのです。