目次
メンタルの力を鍛えることが幸せに生きる道に繋がる
今回もメンタルの力について書いていきます。
メンタルの力とは、
- 自分の価値観に従って行動できる力
- 現実的、合理的に考えられる能力
です。
そのメンタルの力をつけていく上で重要なのが、悪い習慣に重点し変えていくことです。 すべきことではなく、すべきでないことに重点してみることです。 なぜなら、一番悪い習慣が価値観を決めてしまっているからです。
メンタルの力をつけていけば、自分の選択肢を増やすことができます。
このシリーズでは、「メンタルが強い人がやめた13の習慣」を参考に持てる力をフルに発揮し、自分らしく生きる道を模索していきます。
同テーマの過去記事はこちらです!
孤独を恐れない。自分と内省・瞑想する時間が重要。
メンタルの力を伸ばす上で、孤独に一人の時間を過ごすことは重要です。 一人で過ごすことは、一人で想いにふけることを選択することで、寂しさとは違います。
他人といる時間は、内面のおしゃべりをかき消してしまいます。 自分とのおしゃべりの中でゆったりと言葉を整理することは、メンタルの安定に繋がります。 1日にほんのわずかでも、静かに対話することで人は充電できるのです。
毎日少なくとも10分間は、一人静かに座って、ただ想いに耽ってみましょう。 以下のようなことをやってみるのです。
- 自分の目標に思いをはせる
- 自分の感情に注意を払う
- 今後の目標を設定する
- 日記をつける
瞑想するにせよ、自分の目標について静かに考えるにせよ、一人の時間を過ごすことは、自分自身を知るいちばんの方法です。 それが孤独を怖れない自分を創り出し、メンタルの力を伸ばすことに繋がります。
自分は特別だと思わない。エゴからの脱却を目指そう。
ネガティブな感情だけでなく、ポジティブな感情のコントロール方法もメンタルの力を伸ばす上で重要です。 その一つが「自分を特別と思う」感情です。 自分自身がかすかでも特権意識を持っているような気づきがないか、以下の項目などを参考に観察してみてください。
- 私はもっと報われて当然だ
- 私の価値はこんなものじゃない。
- 私は大成功するはずだった
- 私にはきっと、よいことが起こる
- 私には昔から、どこか特別なところがある
世界一の賢人であろうが、人生の荒波に耐え抜いた苦労人であろうが、他のみんなより幸せになる権利はありません。みな平等です。 「人生で正当な分け前をもらいたい」という思考は、度が過ぎてしまうと自分を滅ぼす方向につながってしまいます。
自分だけが特別ではないです。 重要な事実を挙げるとするならば、
- 人生は公平ではない
- 自分の問題が特別なわけではない
- 失望にどう対処するか選択できる
- 報われて当然ではない
という事実です。 もっともっと、という感情は傲慢さを生み出してしまいます。 エゴの魔力に溺れてしまうと、大きく自分を見失ってしまいます。 人の協力も得られず、幸せになることはできません。
そういう状態を乗り越える上で重要なことは、集団のためにを考えて行動することです。
- 自分の価値にではなく、努力に目を向ける。
- 批判を潔く受け止める
- 自分の欠点や弱点を認める
- 立ち止まって、他人の感情に思いを馳せる
- 自分の善行を数えない
こういった要素が重要になります。 自分にどれほど実力があるかにではなく、自分の努力に目を向けるのです。
批判は相手がどうみているか?によるもの。自分の見方と違って当然です。 批判を快く受け入れ、自分の行動を改めるかどうか検討してください。
自分もみんなと同じく、不安や問題や性格的な欠点を抱えています。それを受け入れることが大切です。
他の人がどう感じているのか?を考える時間を取りましょう。 他人への共感が高まれば、自惚れることもなくなります。
年寄りに手を貸そうが、世の中があなたにお返しをする必要はないのです。 「もっとほしい」と求めるのをやめて、今持っているものに満足できれば、人生はとてつもなく豊かになります。
それがまさにエゴからの脱却であり、最も幸せな成長だと思います。
すぐに結果を求めない。喜びを先送りできる力を養う。
最後に重要なのが、すぐに結果を求めないことです。
大きな成果を生むためには時間がかかります。 メンタルの強い人たちは、手取り早い方法がいちばんの解決策とは限らない、と理解しています。
「すぐ結果を出したい」と考える人の理由は以下の3つがあります。
- 忍耐力がない
- 自分の能力を買いかぶっている
- 変化にかかる時間を短く見積もっている
人は「うまくやれる」と思うあまり、すぐに結果を出せると考えがちです。 ですが、根拠なき自信をもとに自分の能力を買いかぶると、思い通りの結果がでないときに落ち込んでしまいます。
物事を瞬時に行うテクノロジーに慣れすぎて、人生の全ての分野ですぐに変化を起こせると勘違いしてしまいがちです。 ですが、人間はテクノロジーほどすばやくありません。 個人の変化の経営にも時間がかかると言うことを忘れてしまうのです。
現実を正しく捉える努力をしましょう。
「簡単に変われる」「すぐ結果が得られる」などと現実離れした期待を抱くと、失敗しやすい。すぐに結果を求める姿勢は、以下のような悪影響をもたらします。
- 近道をしたくなる
- 将来に備えなくなる
- 誤った結論を導いてしまう
- ネガティブで不快な感情を生む
- 目標を妨げる行動に走る
結果的に自分のありたい姿から遠い方向に進んでいくことになってしまいます。 大切なのは、長期にわたってモチベーションを保てる現実的な期待を持つことです。
つまり、
- 変化の難しさをみくびらない
- 目標達成に、明確な期限を設けない
- 結果が人生に及ぼす影響を、買いかぶりすぎない
この3点が重要ということです。
いつもと違う事をすること、目標達成のために努力すること、悪い習慣を手放すことは難しいです。 結果を出すおおよその期限を設けておくと役に立つが、明確な期限は設けない方がよいです。 なぜなら、現実は全く異なるように動くからです。 結果も買いかぶりすぎない方がよいです。
目標にたどり着く道は、まっすぐだとは限りません。 長期的な目標を忘れなければ、広い視野に立って着実な努力を進めるようになります。
計画を立てることは重要です。 ですが、期限に縛らずに目の前のことに努力していく上での方向性として活用するようにしましょう。
すぐに結果をもとめないということは、喜びを先送りするということです。 以下の訓練を通じて、すぐに結果を求めない長期的に目標を追う姿勢を磨いていきましょう。
- 常に目標に目を向ける
- 節目節目にお祝いをする
- 誘惑に負けない計画を立てる
- 焦りやいらだちには、健康的に対処する
- マイペースで行く
モチベーションを保つには、常に最終目標を心に刻むことです。 目標を忘れないように工夫する。毎日、目標達成した自分をイメージするのも手です。
すぐに手に入る喜びに負ける可能性は高いです。前もって計画を立てるのが重要です。 腹が立ったり、がっかりしたり、いらいらしてもやめてはいけません。 プロセスの一部として、そういう感情に健康的に対処していきましょう。
目標が、来年の旅行のための貯金であれ、教育であれ、現実的な期待を持って行きましょう。 今日明日に結果を求めてはいけません。
メンタルの力とは、人間力を高めることと同義です。 それはビジネスにおいても、日々の生活においてもとても大きなメリットをもたらします。 泥臭く向き合う必要はありますが、一緒に着実に歩んでいきましょう!