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メンタルの力を鍛えることが幸せに生きる道に繋がる
今回もメンタルの力について書いていきます。
メンタルの力とは、
- 自分の価値観に従って行動できる力
- 現実的、合理的に考えられる能力
です。
そのメンタルの力をつけていく上で重要なのが、悪い習慣に重点し変えていくことです。 すべきことではなく、すべきでないことに重点してみることです。 なぜなら、一番悪い習慣が価値観を決めてしまっているからです。
メンタルの力をつけていけば、自分の選択肢を増やすことができます。
このシリーズでは、「メンタルが強い人がやめた13の習慣」を参考に持てる力をフルに発揮し、自分らしく生きる道を模索していきます。
以下は同じシリーズものになっています。興味あれば是非ご覧ください!
どうにもならないことで悩まない
行動するときに、悩んで動けなくなる時があると思います。 その時に重要なのが「どうにもならないことに悩んでいないか?」という視点です。
思い通りの事にならないことをなんとかしようと頑張っていたら、立ち止まってください。 そして「何を自分は怖れているのか?」を考えてみるのです。
・やらないと出来ないやつという判定がされてしまう ・どう進めば良いか分からないけれど、人に聞けない ・乗り越えないと自分の存在証明にならない
そういった考えが出てきていないでしょうか? それらは全て、怖れから生まれてきています。
恐れを認め、理解すれば自分でなんとかできること・できないことが見えてきます。 自分でなんとかできることだけ集中していれば、くよくよすることはありません。 逆にいえば、上手くいかない時は大抵どうにもならないことで悩んでしまっているのです。
自分の力でやれることを選択しないと、成果は出すことは出来ません。 なんとかなることだけを選び抜いていくことを続けるのは難しい時はありますが、大抵上手くいっていないときは「できないこと」に心を注いでいます。
そういう時はできないというか、人に力を借りるしかないのです。 そこから恐れを元に目を背けてしまったら、前に進むことはなくエネルギーだけ奪われます。
自分の能力に限りがあると理解してる人は「全てを思い通りにできる」と信じている人より幸せです。 なぜなら、できることだけに集中し、できないことは人に力を借りるなり「無理」といって取り組まないからです。成果が出るところに集中することになるので、自然と自信もついてきます。
全てを思い通りに支配しようとする気持ちは不安の対処法として生まれます。
全て正しくやりたいのも、ある種のスーパーヒーローコンプレックスからきています。
自分は何に怖れているのかを把握して、自分のできることに集中しましょう。 どうにもならないことに向き合っていることほど、強みを活かせず不幸せな生き方はありませんから。
みんなにいい顔をしない
みんなにいい顔をしないのも重要です。 (これは個人的に自分に対して凄く刺さった言葉達でした…)
常に好かれていたいという思いは、誰かにノーというよりずっとずっと自分本位です。 なぜなら、最適な解決策ではなく恐怖から選択を行うことで集団、社会にとって良くない選択を生み出すことに繋がるからです。
私は過去の経験からこれを強く痛感する機会がありました。 自分の強みを活かすことは、最も他人の為になることなのです。 それを恐怖からなんとか人に好かれようと行動をして、空回りし、結果的に集団の為にならない結果を生んでしまったりしました。
自分より人を優先させると、自分は必要とされていると感じるかもしれません。 けどそれは他人の人生を生きることであり、自分を正しく活かせていないのであれば無理が下敷きにとなった不幸な関係性にしかなりません。 そして、自分を見失うことにも繋がりかねないです。
できないことは「無理」というのが重要なのです。 できない言い訳をする必要はないし、理由の説明もいりません。 断る時は、「できればいいんだけど、できそうにないの」とか「申し訳ないが、無理」と率直に答えればいいのです。
それで無理をする方が、みんなのためになりません。 自分を正しく活かして貢献できる幅を増やす選択肢を勇気をもって選んでいくことが大切です。
「死ぬ瞬間の5つの後悔」という本で紹介されている、人間が死ぬ直前で感じる5つの後悔はこの項目を考える上で多くの示唆を与えてくれます。
- もっと自分らしく生きればよかった
- あんなにがむしゃらに働かなくてよかった
- 言いたいことははっきりと言えばよかった
- もっと友達と連絡をとればよかった
- もっと自分の幸せを追求すればよかった
人の機嫌を伺う人生は、強みを活かせずに自分を不幸にし、集団・社会にも不利益を与えます。 メンタルの力を手に入れて、自分が決断をして道を選択していくことが最も幸福な道に繋がります。
みんなを喜ばせるのは、時間の無駄です。 誰かが怒ろうとがっかりしようと構いません。 なぜなら、全員を喜ばすことはできないから。
自分の決断にイエスノーをしっかり考えて判断できるようにするための考え方を紹介します。
- これは、私のやりたいことだろうか?
- これを引き受けたら、何を手放すことになるだろうか?
- これを引き受けたら、何を得られるだろうか?
- これを引き受けたら、どんな気分になるだろうか?
頼まれたら即やるのが当たり前になっていないか?時間をとって、自分の意見を検討しましょう。 その次に、決断を下す前に、イエスと答える意味(メリット・デメリット)を把握します。 そして合理思考の次に感情面での判断で、気分が上がるか下がるかを考えます。
リスクを「意識的に」とっていく
最後は、リスクを「意識的に」とっていく重要性について紹介します。
人は、理屈ではなく感情でリスク計算・判断をしています。 恐れの度合いとリスクの度合いがイコールだと勘違いしますが、判断基準は感情であり、根拠があるものではないことがほとんどです。
つまりはリスクを感情という一面的なものからのみ捉えてしまうため、正しくリスク計算ができていないことが多いということです。 リスクを計算する術をしっかり身につければ、取る価値のあるリスクがわかるし、リスクを取ること自体が怖くなくなります。
私もですが、ほとんどの人は、どのリスクを冒し避けるべきかを計算する時間をとりません。 どのようにとるのかが分からない、というのが正直な所かもしれません。
自分がおかそうとしているリスクの度合いを計算する方法を紹介します。
- どんな損失が考えられる?
- どんなメリットが考えられる?
- 目標達成の助けになる?
- 他にどんな選択肢がある?
- 最高のシナリオが実現したら、どうなる?
- 最悪の事態とは何か?
- 最悪のシナリオをが実現したら、どうなる?
- 決断は、今後5年間にどんな影響を及ぼす?
損失には目に見えるもの(お金など)や目に見えるもの(拒絶、恥)などがあります。 その要素を一つずつ書き出してみましょう。言葉にすることで具体的に考えることができます。
リスクを取ることで得られる、プラスの結果についても考えます。 リスクをとることは成し遂げたい良い現実のためです。 それを描くことはとても重要です。
それとあわせて自分の目標を検討し、リスクが目標の達成にどう役立つのかを考えましょう。 リスクを取るかとらないか、という二者択一でかんがえず他の選択肢がないか調べ、メリットが人生にもたらす影響を考えてみます。現実的な期待を言語化することです。
その次に、どうすればリスクを減らせるか?リスクを最小に押させるために取れる手段を考えます。最悪のシナリオになった場合、どう対処するか計画を立てておくことです。 決断をするということは、他の選択肢を捨てるということです。 最悪も想定しておくことで、リスクをとることにしっかり集中することができます。 そのリスクは自分の今後にどれほど影響するか?を考えましょう。
こういったことを書き出しておくことで、後ほどその判断をした背景を忘れたとしても読み返し迷わずに前に進めるようになります。
一回描いた後も、事実が足りないようであればさらに調べ、沢山の情報を集めて最善の判断につなげてきます。その際にしっかり言葉にすることはとても重要です。
成功は転がりこんでくるものではありません。 計画・決断し、自分で追い求めるものです。
それができることが「メンタルの力」があることと言えるかもしれません。 逆にいえば、しっかり努力することでメンタルの力は伸ばすことができるということです。