キャリア

人間関係改善のために、カーネギー「人を動かす」を改めて読み直す

上司のFBから自らの慢心と成長必要性を強く感じた話

最近起きた出来事です。自分としては大きく凹んだ出来事がありました。 「上司が動くべきところではない所を動かさせている」 「所作として相手を尊重し先回りして動けていない。ビジネスマナーができていない」 「相手の立場に立って、手配したり動くことができていない」

などといったFBです。過去に出来ていなかったことを整理し伝えていただきました。 面と向かっていうというFBにエネルギーを使わせてしまいました…

正直、私はできていると勘違いをしていました。 意識して上司や周囲の人を立ててコミュニケーションしているつもりでした。

ですが「つもり」でしかなく、実情では全く相手の立場にたって動けていないことに気づかされました。本当に恥ずかしくなりました。

出来たと思っていたという慢心が、自分に反省をもたらさず成長を止めてしまっていました。どんな人に対しても尊重した上でGiveする動きができること。

それが出来るのと出来ないのでは、印象が大きく変わる。 FBを元に必ず身につけて欲しいとありがたい言葉をいただきました。

反省の先に何が大事かを考えた時、カーネギーの名著「人を動かす」の原則に立ち返ることが重要だと考えました。 テクニックを積み重ねようとしてもメッキのように剥がれてしまいます。 根本としての姿勢部分を見直すことで、みえてくる所作に目的意識が宿り身につけやすいと考えたからです。

今回は「人を動かす3原則」「人に好かれる6原則」を復習するために紹介します。 仕事では必ず人間と関わります。その上で意識し直す知識として損がないものだと個人的に考えています。

人を動かす

人を動かす3原則

人を動かす3原則は以下の3つです。

  1. 盗人にも五分の理を認める(相手を批判しない)
  2. 重要感を持たせる(良い面を捉え素直で誠実な評価をする)
  3. 人の立場に身を置く(相手が動きたくなるような強い欲求を起こさせる)

まず、相手を認めること。 批判などで対立をしても上手くいきません。まず相手の立場にたって認めてあげること。

そして、相手の良い面を捉えて素直な本音で相手を評価すること。 心から賛辞し、自己重要感を満たしていくこと。

相手の立場に立って望み・目的を考え、相手に合わせて動きたくなるような動きをすること。

人を動かすことは全て相手からスタートします。 ビジネスも相手に価値提供することが目的の活動です。

とにかく向き合う相手の立場に立って、何をしたら喜んでくれるか?が重要ということです。耳が痛い話ですが、本当に重要なことだと改めて実感します…

人に好かれる6原則

人に好かれる6原則は以下の6つです。

  1. 誠実な関心を寄せる
  2. 笑顔を忘れない
  3. 名前を覚える
  4. 聞き手に回る
  5. 関心のありかを見抜く
  6. 心からほめる

人を動かす3原則を土台としつつ、相手の事を尊重し好まれるための原則です。

自分が受け手として考えてみると、好きな人はこの要素を満たしているなと気づかされます。

要素としては様々な教育の中で言われてきた重要な項目達です。

ですが、なかなか出来ている人が少ないし、自分自身全く出来ていないなと思わされます。

自然と人に好かれ、行動を促していく人。 リーダー職等に就く人は、チームメンバーに活かされて成果を出していく仕事です。

好かれる要素を着実に身につけ、積み上げていくことがもっとも大事。 本質的には人を動かす3原則である「相手を理解し、相手の立場で考え、相手のために行動する」を実現するための方法論とも言えます。

今回の上司からのFBを機に読み直し、人を動かす」は本当に名著だなと改めて実感しました。 反省を活かし、今後はより良い人間関係を作れるように今回の復習を活かしていきたいと強く決意しました。

人を動かす